石川県造園業協同組合/職人の技

雪吊り


雪吊りとは


雪吊り/完成写真大切な庭木を冬に積もった雪の重さで枝などが折れないようにする対策、方法を総称して「雪吊り」と呼びます。
石川県では明治初期から確立したと言われます。
冬の風物詩として、加賀金沢を中心に石川県下はどこの家庭でも十一月の初冬を迎える頃に作業が始まります。
年末から二月にかけて、一晩に30センチメートル或いはそれ以上の積雪は珍しくありません。
北陸特有の湿った雪質は、重く、庭木の枝によく着雪します。
枝折れ、裂け、潰れるなど、雪解けの三月に思わぬ被害に驚かされます。
冬の町は庭、植木をこよなく愛する石川県民のこころで三角錐の雪吊り”りんご吊り”があちこちに現れ街中を暖かく演出します。

 


雪吊りの種類


・りんご吊り
松の木、槇の木をはじめ、よく枝造りが出来た比較的大ぶりの庭木に、芯柱を添えてその先端から多くの藁縄を張り(縄の数は対象の庭木の枝振りにあわせて決める)それぞれの枝を結わえ吊る方法です。完成した姿が収穫前のリンゴの枝が折れないように吊り支えた形からりんご吊りと呼ぶようになりました。
・幹吊り
「りんご吊り」と同じく大きめの樹に施す手法です。樹上の太めで、しっかりした枝又から複数の藁縄を下げて、枝を結わえ吊ります。
・三ツ又しぼり吊り
ツツジなど中低木類を対象に三本の竹を囲うように立て込み、上部の結束ヶ所から藁縄を吊り下げ、張り出した数多くの小枝を吊り上げるようにわら縄で絞ります。
・その他
菰掛け、三つ股絞り、竹立て(添え)しぼり、巻きあげ、小(中、大)しぼり、三つ股吊り、街路樹の低木列植には“横竹しぼり吊り“ ”竹ばさみ“の手法があります。
        

 


雪吊り(りんご吊り)のようす


りんご吊りのようす りんご吊りのようす りんご吊りのようす
     
りんご吊りのようす りんご吊りのようす りんご吊りのようす
     
りんご吊りのようす りんご吊りのようす  

 

職人の技

雪吊り
灯篭の菰巻き
   
 
   
 
   
(社)日本造園組合連合会
お庭のあれこれ/ブログ
金沢職人大学校
職人大学生徒ブログ
Copyright © 2007-2012 ishikawaken zouengyokyodoukumiai All Rights Reserved.